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 気づけば惰性で日々が流されるのです。

2008年6月~2010年3月まで616日間かけて地球一周した時の画像です。今思うに画像に字幕入れておけば良かった。。。画像は横方向にスライドします。

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南アフリカ 雑感2

何年か前、新興国ブームといわれたころだったろうか。外債で南アフリカのランド建て外債のオススメ広告をよく目にした。

商品チラシを見ると7%~9%の高利回り。南アの経済成長の可能性などなど、煽り文句のオンパレード(死語)で羅列され夢の商品のように書かれていた。しかしその一方、往復の手数料、背景にある南アの情勢や、インフレ率や為替リスクについての説明が貧弱で、何とも事実誤認すれすれの商品だなと思った記憶がある。

先ほど簡単に計算してみたが2006年に100万円投資していても円換算で元本割れしている計算になった(但し外債の利子に対する税金などよく知らないので参考まで。)

あの時にランド建ての南ア外債を買った(買わされた)主婦、年金生活の方々などは今の状況をどう思うのだろう(多分知らされてないと思うけど)。


さて、その南アフリカ共和国、ホンの1週間足らずの滞在だが、書けることを書いていく。

まず一言で言うと南アの経済が成長するとしたら資源国としての成長でストップするだろうなということ。

ナゼそう思ったのかを言葉にしようとしたがうまく表せない。金を始めとして各種天然資源に恵まれていることの他、街を歩いて高級車とストリートチルドレンの数のバランス、それから人々の働きっぷりや、本屋やニューススタンドなどから感じられる知的水準などから漠然と感じたのである。

中東の産油国のように資源国というのは権益を手にした一部の人間に富が集中する傾向がある。アラブの王族やロシアの資源成金がその好例であろうか。
そして富を集めたものはその富を用いて権力(や武力)も手にするので、ますますその権益が強固なものとなる。この資源の権益が移行するのはクーデターなどの政変でもない限りまず動くことがない。
そんなわけで、資源国では貧しい人間は貧しいままだったりする。

一方、天然資源と違って、知的付加価値によって創り出される富の源泉は、新しい技術やイノベーションによって次々と代替するものが生み出され、富の所在が常に変動する。そして栄枯盛衰が激しい分、富も移動、分散されやすい。

現代において経済がダイナミックに動くのは知的付加価値によって富が生み出される国の方である。農業化、工業化、情報化と経て発展してきた現代の経済を主導するのは天然資源ではなく、知的付加価値によってである。

で、先ほど気になって南アのジニ係数(所得分配の不平等さを測る指標。いわばその国の貧富の差を図る物差しみたいなもん)を調べてみた。なるほど。南アは世界でも群を抜いてジニ係数が高い国であった。(つまり貧富の差がとても激しい国だってこと)
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Gini_Coefficient_World_CIA_Report_2009.png

やはり南アの経済成長は天然資源を基にした富の偏在を伴った形にしかなってない。そういうことであろう。

従ってよほど優れた政治が行われるか、クーデターなりの政変でも起きない限り南アにおいて富の分配は進まないのではないだろうか。すると、今の南アの貧困層は当面はこのまま貧困層でい続けることになるのだろうなと思う。

しかも今日も、その南アに向かって近辺諸国から貧困層の流入が続いている。この先、例え富の配分が行われるとしても、全体を富ませるだけの天然資源があるのかも疑問である。

資源に頼る経済では国土が小さく人口が少ないと分配を厚くできるので、経済が発展しやすい。一方、国土が大きく人口が多いと天然資源頼りでは経済発展が遅れやすい。中東の湾岸諸国が前者でありとイランや中国が後者であろうか。

そう考えていくと南アの国土と人口を考えると天然資源に頼った経済発展ではそれほどの伸びは期待できないと感じられる。

現在、世界各国が移民の受け入れを積極的に始めているが、どの国も押し並べて「知的水準の高い人、知的付加価値を創出できる人」を欲しがっている。
しかし、南アが惹きつけているのは残念ながらそのような人たちではない。むしろ前回述べたような高犯罪率である。知的水準の高い人は出て行ってしまうのではないだろうか。

南アフリカは資源はあるが、それを輸出する以上の富を創出できない国になっていく可能性が高いのでは。そういう気がしている。

といった思考を辿っていくと、先ほども述べたように南アが経済成長をしていくとしても資源国タイプの発展だろうなと感じた次第。ある一定の水準まで行くと頭打ち(もしくは天然資源の相場によっては景気後退)が待っている気がする。

そう考えて、成長性とリスクなどを考えていくと、当記事の冒頭に書いた外債の話、私の場合、今のままでは南ア共和国ランド建て外債は買いにくい商品だなぁ。という気持ちになるのである。


アフリカについてはまだ3カ国しか訪問しておらず、歩いてみた期間も1ヶ月足らずである。私の中のアフリカについての学習はまだ緒に就いたばかり。また何か書いていけるといいな。


Comment

2009.11.22 Sun 23:58  ペンギン?!

いい表情だっ!



アフリカで何事もなく(だよね?)よかったです。

世界で美人が多いといわれている3大国への訪問♪は、
これからかしらん?!ワクワク☆

2009.12.01 Tue 08:39  Re: はい。ペンギンです。

コメント気づくの遅れてしまいました。ごめんなさい。

中央アジアに続いてアフリカも私の中の真空地帯にしてしまいました。
ま、将来の楽しみに取っておいたと思うことにします。

南米の美女の産地は取り巻きの男どもの
血気、殺気も盛んなのであまり乗り気ではありません。
はい。







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