古都 成都より
明日から数日ばかり四川省の奥地に行ってくるので
装備を揃えに成都の街を歩く。
(もともと南方向けの準備だったので特に衣類が足りないのだ。)


市中の見物は後にするつもりだったが、
通りかかった所に漢昭列廟、武侯祠があったのでついついフラフラっと入ってしまう。
いやね、長居するつもりなかったんだけど、気がついたら時間が経っちゃっててさ。
(飲兵衛のいいわけみたいだな)

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漢昭列廟 : 劉備を祀ってあるところね。この中に武侯祠もある。

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武侯祠 : 諸葛亮 孔明を祀ってあるところね。雨が何とも物悲しかった。

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奥に見えるのが左から 張飛、劉備、関羽 の塑像である

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出師の表 : あれ、これ後期の方だ。前期をどっかに見落としたようだ。。。

で、満喫した後にまた街を歩く。
成都は中国で昔から地名が変わっていない唯一の都市だそうだ。
それだけ古くからの歴史のある街ってことだね。
街全体に雰囲気はあるなー。うん。素敵。

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スターバックスも街の雰囲気に合わせて何かオシャレ。

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孫文の像にたどり着く。天下をもって公となす。だそうだ。

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孫中山(孫文のことね)の上にある中国●●●●的先行者の文字の意味に思わず考えてしまう。

そういえば、先日の重慶で知った 共産党と国民党の歴史のように
孫中山ついても私、ほとんど何も知らないに等しいな。
中国近代史一通りやっておいた方が良い気もするがいい文献は何だろう。

成都歩き、なかなか楽しい。昔から名前は知ってるけど
なかなか来る機会に恵まれなかった都市だからかな。

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成都イトーヨーカドー 2005年の抗日デモのスタート地点。
ここのガラスが割られて後は全国に野火のように拡がった。
抗日意識の強い重慶などでなく、ナゼに成都からだったのか。
これを線でつなぐと見えてくるものがあるような気がする。


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イトーヨーカドー入り口にて。そういえば今日で五輪は閉幕式だったな。
美国(アメリカ)、ロシアという、今まであらゆる意味で敵わなかった国々を押さえて
金メダル51枚で堂々の1位。国としての自信をつけるな。間違いなく。



地震の影響が心配だったが、今日一日歩いて見た限りはどこにも
影響らしいところは見当たらない。

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地震の影響がないどころか高層マンション建設中。

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よく見るとレンガで壁作ってる!鉄芯いれなくて大丈夫なのか?

そんな成都の一日の風景まで。成都見物はまた後日。
明日からしばらく四川省の北西部へ。ネットは多分つながらない。



重慶 - 成都
本日、重慶から成都へ移動。

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重慶北駅

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先鋒号。重慶 - 成都 3.5時間で結ぶ。最高時速160kmくらいだったかな

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成都駅到着

三国志好きにはたまらない土地ですな。




重慶でみた日本への感情
※重慶には日本軍が爆撃を繰り返し1万人を超える犠牲者を出したところです。


先日夕食を一緒に頂いた張さんから遊びに行こうとお誘いを頂く。
食事のあと、友人たちが待っているということでクラブに行くことに。
静かなところが良かったがまあ、これも経験。ということで。

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金曜の夜とあって入場制限かかるほどの人の入り

で、酒を飲みながら重慶のみなさんを観察する。
みんな週末だからかお酒か音楽か、もしくはヤバイ化学物質のせいか
何ともいい感じに弾けててた。

だんだんと自分も楽しくなってきた。
で、トイレに行こうとする通路でみたポスター。

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祖国を裏切るな。天がゆるさねーぜ。
日本の新幹線はいらねーぜ。
北京-上海間に日本のモノを走らせるな!


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見ての通り。私はこの店に入っちゃいけない人間だったのかしら。

この他にも日本嫌い的なポスターが並んでいた。
他の国に関する張り紙はなかったところからみると
なるほどー。やっぱ日本は嫌われてる土地なんだな。
(写真撮ってたら怒られたので2枚でおしまい)


ま、一瞬気分が落ち込むが、すぐにみんなと酒飲んで復活。
個人としてつきあうといい関係を築けるが、
国が絡み、集団になるととたんに変わっちゃうんだよなー。


※8/22-23の出来事 更新日 2008/08/24
1945-1949 知らなかった中国史
(※いや、私が無知なだけなんだけどね。)

本日は中国の近代史に触れるべく重慶の西にある
歌楽山一帯の記念館などを訪問してきた。

簡単にここら辺の説明を。

中華人民共和国成立が 1949年10月1日である。
だから、中国では10月1日を国慶節として祝日となっている。
国民党はこの前後に台湾に逃げて行っている。

この重慶では約2ヶ月後の11月30日に共産党の支配下になり
「解放宣言」が出された。先日の解放記念碑だが、
てっきり日本軍からの解放かと思っていたが、
国民党からの解放も含まれているようだ。
というか、中国では共産党の支配下になることを「解放」というようだ。

ふーん。それを「解放」と呼ぶべきことなのかはあえて触れまい。

中華人民共和国の成立宣言以後も国民党は本土に残っており、
重慶では1947年11月末まで国民党がここら辺に居座っていたようだ。
で、11月末に国民党が逃げていく際に、共産党の捕虜達数百人の
ほとんどを虐殺する。という事件があったそうだ。

個人的に1945年8月の敗戦以降の中国の歴史には
日本がほぼ絡むことないのでほとんど興味なし。で知ろうともしてこなかった。
が、重慶訪問はいい機会なので1945年以降の 共産党 vs 国民党
この内紛(でいいのかな表現は)について学びに訪れてみた。


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紅岩魂陳列館入口 中は撮影禁止。中は虐殺の記録がたくさん。

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渣滓洞 収容所 拷問部屋。 痛そうなものが並ぶ。拷問途中の死者も結構いたそうな。

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収容所であった白公館の1室にて。蒋介石の写真が飾ってある。


1945年8月に日本軍が出て行ったあと、しばらくして国民党が台湾に逃げて
共産党が政権を取ったんだよな。私の認識はこの程度であった。

中国人同士が殺しあう凄惨な争いが
1949年まで続いていたことを意識したことがなかった。
ちょっとだけ中台問題の背景が見えてきた気がする。

歴史は勝者が作るし、中国共産党の報道に偏りを感じる時も多い。
それらを割り引いて考えても、今回の歌楽山一帯の施設を歩き回り
近代においても中国人同士が殺しあっていた。という歴史の一部を知り
中国は海外からも国内からもいろんな痛みを味わされながら
今日に至ってるんだなー。と同情的な感覚を覚えた。

また、自分が中国の歴史についてほとんど無知であることも
同時に思い知らされた。今後もこの国に何らかの形で関わっていくつもりなら
もう一度学ばなきゃね。そんな気持になれたことからも有意義な訪問であった。


で、残酷なものに触れ続けたためやや暗い気分になりながら
その近くにある観光客向けの古い通り(磁器口)を訪問する。

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古い街並みが続く。両サイドはお土産屋が並ぶ

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重慶と張飛と牛肉が何の関係があるのか。至る所にある「張飛牛肉」

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四川地方といえば茶館。店のオヤジに重慶の地理気候条件とか歴史背景とかいろいろ教えてもらえた。

重慶はとりあえず、一旦おしまい。明日から成都に向かう。

それにしても、この国の大きさを今さらながら感じているわ。
北京から大きく寄り道して来てよかったわ。
まだまだ知らないことだらけ。


■更新 2008年8月24日
30代の読書: 亜玖夢博士の経済入門 橘玲著
今回読んだのはこの本。
何とも不気味な感じのタイトル&カバーである。
お陰で買ってから読むまでに決心が要ったわ。
毎度のことながら、読み始めたら一気なんだけどね。

亜玖夢博士の経済入門亜玖夢博士の経済入門
(2007/11/28)
橘 玲

商品詳細を見る



◆ページ数:約250ページ

◆読書時間: 約1時間半くらい

◆購買理由: 著者名にて。小説 マネーロンダリング以来のファン。

◆読前感(何を期待して読もうと思ったか):
この著者とこのタイトル。そしてこの表紙。
絶対闇社会のとことんブラックな内容だろうな。
どんなオドロキが私を待っているんだろう。

◆本の内容:
(※本を見ずに記憶をたどって書いてるのでとても主観的)
一言でいえば劇団ひとりの「陰日向に咲く」の闇社会の経済小説版。
構成としては短編短編が最終的につながっていく。
映画で言うとタランティーノ監督の作風的とでも言えるかな。

ヤミ金、イジメの構図、ヤクザの抗争、ネズミ講、仕手戦などをテーマとし
行動心理学、ゲーム理論、チャルディーニの影響力の武器などを用いて
(ほかにもネットワーク理論とかいろいろあったような気がする)
それぞれどのような状況でどのような現象が起きているかを
様々な登場人物を通じて鮮やかにそしてわかりやすく書かれている。
オドロキと面白くの両方を満たしてくれる一風変わった経済(?)小説。

◆読後感(だらだらと書きたいことを書く):

この小説の著者の橘玲氏は「マネー・ロンダリング」の時から
お気に入りの作家で、最近では「黄金の羽根の拾い方」なども面白かったが
今回の著作に触れて、このお方、こんな書き方もできるんだ。と素直にオドロイタ。

登場人物の博士もさることながら、中国人姉弟のファンファンとリンレイが
これまた素晴らしい味を出している。特にリンレイの天然的おとぼけ。
これは笑わずにいられなかった。(詳細は読んで下さいな)

それにしても、ヤミ金で金借りて踏み倒す方法や、ネズミ講のテクニック、
普通に生活していると知らないような世界のことが、至極普通に語られている。
それを知るだけでも充分に価値があるのかも。
実生活にて身を守るある程度の知識も得られるかもな。



■この本をオススメする方
・詐欺などに対する知識のない方。免疫力を高めましょう。
・経済学を多少かじったことのある方。こういう使い方するって思いつきました?
・地下経済について興味のある方。

■この本をオススメしない方
・まっとうな公務員。知らなくていい世界もあるのです。
・骨の髄まで地下経済で染まっている方。この本ではぬるすぎでしょ。
・本を読むヒマもないくらい忙しい方

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