尊王攘夷のお役人?
下記日経朝刊からの引用。



政府、16日にも英ファンドに中止勧告・Jパワー株買い増し

 政府は16日にも英投資ファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)に対し、Jパワー(電源開発)株の買い増しの中止・変更を勧告する方針を固めた。関税・外国為替等審議会(外為審)が15日、「公の秩序の維持が妨げられるおそれがある」との意見をまとめたためで、外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づく勧告に初めて踏み切る。

 今後はTCIが勧告を受け入れるか、勧告を拒否したうえで株買い増しの中止・変更命令を受けるかが焦点となる。

[4月16日/日本経済新聞 朝刊]



ブルドッグソースのむちゃくちゃな新株発行を裁判所が認めたら
今度はJパワーに関しては経産省からの勧告ですかい。
すげーな。これが日本の正義か。

もしかしてというか、やはり裁判官も経産省のお役人さんも
外国の悪いファンドから日本企業を守ったつもりでいるのかしら。

そもそも買収の対象になるってことは国際的な基準で見て
その企業が資本効率の悪いぬるーい経営をしているからってこと
忘れていないか?

それを棚に上げておいて「ファンド ≒ 悪」であるから
日本の企業であれば電気屋だろうがソース屋であろうがとにかく守る。
これが正義だ。とでも言わんばかりの報道とネット上の雰囲気。

これで海外からの投資投機資本が流入しにくい環境の出来上がりである。
これって長い目で見ると日本の経営が温室育ち的になってしまい、
国際的な競争に勝てない企業を増やすだけになるんじゃないか?

で、その国際的に効率の悪い経営の企業の財やサービスを受けるのが
国民ってヤツである。国民の生活レベルが上がらないってこった。

ま、いいか。国民も今回の日本企業の防衛的判断を支持してるみたいだし。

別にスティールパートナーズやTCIを支持してるわけじゃないが
何か世界の流れに逆行したような資本市場での出来事なので書きたくなった。

裁判所の裁判官も経産省の役人も
世界の流れに気付かずに自分たち身内の正義を振りかざして
渡来人を切りまくった尊王攘夷の武士たちと大差ないんじゃないか?


以上。

Copyright © 点で見るな、線でつなげ。. all rights reserved.
Design by Pixel映画山脈
FC2ブログ