フラット化する世界(上) トーマス・フリードマン著
最近になって良書はしばらく経ってから再読してみようという意識付けをしている。
未知の書を3冊読むよりも良書の再読を1回した方がよいのかも。と思えている。

で、今回の2回目の読了となった本がこれ。

フラット化する世界(上)フラット化する世界(上)
(2006/05/25)
トーマス・フリードマン

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今年の1月に読んだ記録が残っているから約8ヶ月ぶりの再読。

内容を簡単に述べると、
これまでは工業の外部移転が世界的に行われてきたが
ITの発展などにより、これまでは外部移転が難しいとされてきた
知的経済活動すらもインド、中国などにアウトソーシングされる時代になってきた。
世界はどんどんとフラット化していっている。

ってな内容。

前回は世界をフラット化する10の要因に注意が集中して、
ふーん。そうか。世の中ってフラット化してきてるんだなー。
とわかったふりしていたが、今回再読してみて
前回とは違う部分がポンポンポーンと気になりまくった。

それはこの数ヶ月の間に自分の視点が変化した。成長した。
ということの表れなのではないか。と喜んでみたりした。

前回の読了から今回の読了まで
日中間を行き来する仕事と、様々な方々との出会いなどから
そんでもって、この8ヶ月で読了した90冊あまりの本からも
いろいろな知識、経験、視点をもらってんだろうなーと実感。

知識同士が融合しあっている。そしてそれがどんどんと加速してきている。
そんな感じ。楽しくて仕方がない。


◆ページ数:380ページ(上巻のみ。下巻も同じくらいある)

◆読書時間:4時間強

◆再読理由:
前回読んで新しい視点を感じさせてくれたので
良書は再読すべし。ということで読んでみた。

◆読前感:
世界はフラット化しているっていうが、前回読んだ07年1月との
自身の視点の違いを感じてみたい。

◆読後感:
フラット化しているのは世界的な競争社会への入り口であって
それによって、仕事の奪い合いだけが発生するわけではなく
競争する競技場の種目、規模自体がどんどんと広がっているってことだね。

世界経済の競技場へ入る道はフラット化していく傾向にあるが
それはあくまで入場口がフラット化したのみで
ホワイトカラー個々の生産性はフラット化するどころか底辺が広がった分
頂点の高さもこれまで以上に高くなってくるだろう。
底辺と頂点の差がこれまで以上に大きくなることが予想できる。

後、以前読んだ「思考スピードの経営 ビル・ゲイツ著」で
これまではどこの国出身かで収入が決まる世の中だったが
これからはどのような教育を受けてきたか。で収入が決まる世の中になる。
みたいなことを述べていたが、同じようなことをこの中でも言ってる。

というか、余談だがその教育すらもアウトソーシングされる時代なのだね。
学校の先生がこの本を読んだら、何か不安というか焦燥感というか、
それか、もしかしたら大きなチャンスを感じるのではないかな。

もっとも、普通に経済活動に参加している社会人としても
様々な刺激を受けることうけあいの本だがね。

あと、世界的な経済競争において日本が英語圏でないことによる
不利は今後ますます大きくなるな。と改めて考えさせられた。

ただし、国家という単位でことを考えるのもどうかと思えてきたりもする。
そんな本がこの「フラット化する世界」である。

とりあえず、2回読んでこの程度の理解力ッス(笑)


下巻どうしようかな。前回は上巻が面白くて
下巻はさほどヒットせず惰性でダラダラと読んだのだ。


■一読をお薦めする方
・知的生産活動に携わっている方
(自分の仕事が外部移転可能なのでは?と考えてみては?)
・中国やインドで仕事したことある人全般。
(よく理解できる者と思われる)

■読むことをお薦めしない方
・知的怠惰が習慣となっている方(時間の無駄)。
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