世界の下半身経済が儲かる理由 門倉貴史著
昔、バックパッカーだった時、タイ、ベトナム、インドなどなど
行く先々の国でいわゆる置屋街などを探して見て歩くことにしていた。
あと、大麻などの俗に言うアブナイ薬の密売の場所とかね。
どんな都市にも必ずあったもんな。その事実を知っただけでもオドロキだった。
そういった場所を歩くだけで結構いろんなことが見えてくるもんだ。
(商売している方々にしてみると失礼迷惑な外国人だな)

ということで、先日当ブログにも書いた「パチンコの経済学」といい、
この「下半身経済」といい、こういう必要悪的な市場を取り扱った本。
ちまたのインテリの方々が扱わないような俗っぽいテーマの
業界紹介本、相当に好きです。結構勉強になるんだ。これが。

未知の分野の本を読むと知らない世界が見えてきたり、
知らないところで線がつながったりする。これが楽しい。
相当に知的好奇心を満たすことができたりするのだ。

世界の下半身経済が儲かる理由―セックス産業から見える世界経済のカラクリ世界の下半身経済が儲かる理由―セックス産業から見える世界経済のカラクリ
(2007/03)
門倉 貴史

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◆ページ数: 約220ページ

◆読書時間: 2時間

◆購買理由: 興味があったからだろうな。あらゆる意味で。

◆読前感: 知らない世界が見えてくる期待。

◆読後感:
風俗遊び(下半身経済遊び?)は相当に性に合わないので
営業形態や相場などの解説を読むところから新鮮なオドロキの連続であった。
その商売の発祥からこれまでのルーツ、市場規模、簡単な収益性分析
マーケティングターゲット、問題点など、とても興味深く読ませてもらった。
これは一度現場に行って、実地調査する必要があるな(笑)

当たり前ながら経済の基本原理はちゃんと機能しているのな。
需要があるから供給が生まれる。規制が入ると相場は上がる。
そして禁止にすると地下に潜り国はコントロールできなくなる。
その結果として様々な犯罪の犠牲となる女性が逆に増えてしまう。ってことか。

もしかしたら、過度の規制は人を不幸にするだけなのかもしれませんね。


この本を読んでみて、未知の世界に触れることができたこともさることながら、
何よりも、市場調査におけるデータの収集、組み立て方が非常に参考になった。
統計資料が不足している時に、実際に自分で考えて推察、仮説を組み立てる。
これはとても大切な姿勢ですね。教科書で読むよりも参考になりますな。

話は変わるのだが先日読んだアルビン・トフラーの「富の未来」にあった
生産消費者、これって、この「下半身経済」なるものも加味したら
何か、とんでもない市場がそこにあるような気がするな。


■一読をお薦めする方
風俗好きの方。これ読んでからいくとまた違う楽しみ方できるかもよ。
好奇心を満たす一法として。

■読むことをお薦めしない方
何かと潔癖症の方。
下半身経済に偏見を持ってる方。
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